上下歯列接触癖

CIMG0205先月中学校の健康集会に参加しました。テーマがメディアコントロールだったので、スマホ使用時の上下歯列接触癖(TCH)についての短い講和をしました。人は本来姿勢よくリラックスした状態で唇を閉じたとき上下の歯の間に2mmほどのすきまがあることがふつうなのですが、スマホなどをするときは首を前にたおして行うことが多いのでこのすきまがせまくなります。その状態で長くスマホをさわっていると無意識のうちに上下の歯を合わせる状態を続けてしまう人がでてきます。この時間がながくなると、咬む筋肉に負担がかかり顎関節症の症状がでたり歯にひびがはいったり歯がかけたりして冷たいものにしみるなどの知覚過敏の症状がでたりそこから虫歯や歯周病などにもなりやすくなります。TCHのひとは夕方に顎が疲れたり、頬っぺたをかんだりするなどの症状がでやすいという特徴があります。一つアドバイスとしてスマホをしているときなどにもし歯をあわせていることにきがついたら姿勢をただしくして一回深呼吸をして上下の歯をはなすようにすること。これを気づいたときにするだけでも歯や顎に対する負担がへるということを話しました。ちなみに上の画像はTCHのひとにみられる頬粘膜の圧痕です。